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読めば買いたくなる!MacBook Pro Touch Barモデルレビューまとめ

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出荷が開始された新型MacBook Proですが、Touch Barやバタフライキーボードなど含め気になる人向けにレビュー記事をまとめてみました。

写真で見る、新MacBook Pro Touch Barモデル

Apple「MacBook Pro 13インチ Touch Bar搭載モデル」 ~自在に変化する「Touch Bar」搭載。普及端子を切り捨てた孤高のノートブック

Touch Barは今回初めて搭載された入出力インターフェイスとしては、非常に高いレベルで完成されているというのが率直な感想だ。

Touch BarのディスプレイはRetinaクオリティだけあって、ぱっと見レーザー刻印されているように見えるほど高精細だ。

また、視野角が広く、斜め45度どころか60度ぐらいの角度でも実用的な視認性が確保されている。

さらに、表面にはアンチグレア(非光沢)処理が施されており、デスクライトが映り込んだり、指紋が付着したりすることはほとんどない。

Touch Barに対してハードウェア的な注文があるとすれば、Taptic Engineによる振動で押した感触を再現して欲しかったことぐらいだ。

MacBook Pro with Touch Barレビュー:音楽隊を率いる指揮棒になれるか

キーボードの上に第3の入力インターフェースが増えたと思ってください。いや、改めて書く理由もなく間違いなくその通りなのですが、言いたいのは、ときどきちょこちょこタップするだけの、ボタンでもいいものをタッチディスプレイにしただけのものではないということです。

 

Apple純正の写真アプリ、iTunes、Final Cut Pro、メッセージ、メモに加えて、Pixelmator、djay ProなどのアプリでTouch Barを使ってみたのですが、トラックパッドやキーボードを操作せず、Touch Barだけで一連のタスクをこなすことができたのは、誇張なく新体験です。

新・MacBook Proレビュー--Touch Bar搭載13インチモデルが放つ魅力とは

第2世代となったバタフライメカニズムのキーボードは、浅いことには変わりないが、MacBookと比較してエレガントな音と、より打鍵感がはっきりした点が違いとなる。

 今までのバタフライキーボードでは、キーのバネの跳ね返りを使ってテンポを作るようなタイピングに向かなかった。しかし新しいキーボードは、弾むようなリズミカルなタイピングも、慣れてくると可能になりそうだ。ただ、基本は、打つよりも撫でるようなタッチを心がけた方が良いことには変わりない。

 Touch Barは、カスタマイズ可能なファンクションキーの代替だ。実は、macOS Sierraの設定から、ファンクションキーを表示することも可能だが、標準的な活用では、右側にシステム設定、中央部分はアプリやその作業状態に応じた機能ボタンが表示され、タップするだけで選択可能になる仕組みだ。ちなみに「esc」キーは多くの場合、左側に表示されている。

Touch Bar搭載MacBook Proを試す! - これはiPhone世代のためのMacである

スピーカーも再設計され、ダイナミックレンジは2倍に、音量は最大で58%大きくなった。低音も2.5倍大きくなり、リッチなサウンドを楽しめる。ちゃんとローが出るようになったのも含めて、会話の最中などで、ちょっと音量下げないとって場面に遭遇することもありそうだ。

リファレンスモニターでということはないとしても、少人数でのプレゼンやデモ、就寝前のBGM用にオーディオを流す分には申し分ない。スピーカーはシステム電源に直接つながっているので、使用できるピーク電力は最大3倍アップしている。

旧モデルユーザーが見た新型MacBook Pro 15インチモデル - 松村太郎のApple深読み・先読み

新型Macbook Proでは、感圧式のトラックパッドが大型化した。これは入力インタフェースとして非常に大きな変化だ。13インチではiPhone SE、15インチモデルでは4.7インチのiPhone 7がすっぽり収まるサイズ。

旧モデルでは、スペースバーからトラックパッドまで、ちょうどキー1つ分の幅が空いていたのだが、トラックパッドの大型化により、キーボードのスペースバーあたりまで迫っている。これだけ近いと、ホームポジションからでも、トラックパッドの上の部分で操作が行えるようになる。

未完の大器と、進化の片りんと――新型MacBook Proに感じる「新時代への期待」

接続ポートのUSB Type-Cへの一本化についてだが、過渡期ならではの不便さは確かにある。とりわけ従来のUSBポートが完全になくなってしまったため、iPhone/iPad付属のLightningケーブルすら使えなかったり、デジタル一眼カメラなどと既存のUSB-MicroUSBケーブル1本で接続できなくなってしまったのには、さすがに不満が生じた。

新型MacBook Proから旧式のポート類を全てなくすという意義は分かるものの、しばらくはUSB Type-Cと従来型USBの変換アダプターを標準付属にしたり、従来の純正LightningケーブルをUSB Type-C仕様に無償交換するなどの移行サポートはすべきだったと思う。

 しかしその一方で、USB Type-Cに一本化していくこと自体が間違っているとは感じなかった。最近ではクラウド経由やワイヤレスでデータのやりとりをすることが増えており、ビジネスユースではUSBメモリなどは使用禁止のケースが増えている。

林信行のTouch Bar搭載「MacBook Pro」徹底レビュー

このように、CPUの急激な進化がなかったにも関わらず、Appleの公称値でFinal Cut Pro Xでのレンダリングが最大57%向上したり、Autodesk Maya 2017での3Dレンダリングが130%高速化していたりと、パフォーマンスアップを実現しているのはなぜか。

 ベンチマークソフトと呼ばれるパソコン用パフォーマンス測定アプリの多くは、単純なハードウェアの性能を測っているに過ぎないが、実際に日々の仕事でさまざまなアプリを使ったときに実感する体感性能は、CPUやGPU、メモリ、内蔵SSDといった主要パーツのスピード、さらにはそれらの間で大量のデータを相互にやり取りするスピードのバランスが生み出している。特に高解像度の写真や短時間に大量のデータが行き来する4Kビデオの取り扱いなど、巨大なファイルを扱う作業ではストレージの性能が一番物を言う。

 新MacBook Proでは、この内蔵SSDの性能が最大で100%も速くなった。海外のメディアで紹介されている分解記事では、交換不可能なSSDが基板に埋め込まれている様子がみてとれるが、おそらく今回の製品仕様に最適化したSSDを、最適な位置に埋め込むなど数々の細かいチューンアップを経て、このスピードを実現しているのだろう。

「Touch Bar」は予想以上に使いやすい 新MacBook Proレビュー

スマートフォンやタブレットによって、もはや当たり前となったタッチ操作はアナログ的操作をグラフィックス表示とともに提供し、そのとき、その場に応じた適応的機能を提供する場としても利用されるからだ。

 写真であれば、写真選択時にサムネイルが表示されてタッチ選択。指をスライドさせれば滑らかに表示画像が変わっていく。画像を編集する際には、傾き調整や色調整など、さまざまな調整を指先一つで分かりやすい表示を元にしながら操作可能だ。

 Webブラウザの「Safari」なら、操作の状況に応じてお気に入りページの選択に使われたり、タブの追加が行えたりする。また、複数タブでのブラウズ時には、各タブで表示しているページのサムネイルで内容を示唆してくれ、動画再生時には再生位置をスライダー操作したり、全画面化や再生制御をTouch Barで行えるよう画面が切り替わったりする。