COMSAはどうなる!?テックビューロが仮想通貨取引所「Zaif」をフィスコへ譲渡し、解散へ
先日ハッキングによる仮想通貨の盗難被害に遭ったZaifですが、運営会社であるテックビューロ株式会社は「Zaif」事業をフィスコ仮想通貨取引所に譲渡することが発表されました。
補填内容が発表、そしてテックビューロ株式会社は解散へ
今回の盗難被害による補填内容が発表されました。
ビットコインとビットコインキャッシュ
ビットコイン・ビットコインキャッシュに関しては盗難された量に相当する分を調達しており、現物のままで補償がされます。
モナコインは一部日本円で補償
モナコインは盗難された量に相当する量を調達することが難しいと判断され、4割を現金、6割をモナコインの現物で補償することになりました。
レートは1MONAあたり144.548円で、10月9日午前9時のビットフライヤーとビットバンクの相場のレートの中間値から決定したようです。
補償すると発表しています。
テックビューロ株式会社は解散に
平成30年9月20日の段階では、「50億円を提供する金融支援、弊社の株式の過半数を取得する資本提携、過半数以上の取締役及び監査役の派遣」を検討する内容とする基本契約の締結を行ったことをご報告させていただいておりました。基本契約締結後、弊社と支援者側であるフィスコグループとの間で協議・交渉を続けました結果、最終的に上記の通り事業譲渡の方法を採用することとなりました。このようなスキーム変更が生じた要因は、支援者側のリスク回避の観点、顧客保護のために迅速な実行の要請などであります。結果的に当初のスキームに変更は生じましたが、顧客資産の保護という点では差異がありません。
当初は株式取得による資本提携の形でしたが、上記により事業譲渡、そしてテックビューロ株式会社は解散という形になりました。
COMSAはどうなる!?
ここで気になるのはテックビューロがICOをしたCOMSA。
他にもテックビューロはプライベートブロックチェーンmijin技術などもどうなるのかという方も多いと思いますが、COMSAもmijinも分社化した「テックビューロホールディングス株式会社」によるサービスなので、今回の発表では特に触れられていませんが、ここは引き続き継続となるようです。
とはいえ、日本のICO規制によって世界中で注目を集めながらも思うようにいかなくなったCOMSAは引き続き厳しい状況が続きそう。
コインチェック騒動といい、まだまだ日本での仮想通貨界隈は厳しくなりそうです。
テックビューロはZaifを11月22日にフィスコに事業譲渡し、仮想通貨交換業の登録を廃止後に解散となるようです。